科学的介護推進体制加算とは、令和3年度介護報酬改定により科学的介護情報システム「LIFE」の運用開始とともに新設された加算です。本ページでは、デイサービスにおける科学的介護推進体制加算の算定要件等をご紹介します。詳細につきましては管轄の都道府県(市区町村)、LIFEヘルプデスクにお問い合わせ下さい。
科学的介護推進体制加算とは、科学的介護の理解と浸透を図る観点から新設された加算の一つ。利用者のデータをLIFEへ提出してフィードバックを受け、それらに基づき事業所の特性やケアの在り方等を検証し、利用者のケアプランや計画への反映(フィードバックの活用)、PDCAサイクルの推進とケアの質の向上の取り組みを行うことを目的としています。
■ 科学的介護情報システム「LIFE」 |
2021年4月より、利用者の状態やサービスの内容等の幅広い情報を集める「CHASE」とリハビリの情報に特化した「VISIT」の一体運用が始まりまり、名称が“科学的介護情報システム「LIFE(ライフ)」:Long-term care Information system ForEvidence”になりました。 |
■ LIFE提出情報「科学的介護推進に関する評価」 | |
基本情報 | 評価日・前回評価日・記入者名 氏名・生年月日・性別・保険者番号・被保険者番号・事業所番号 障害高齢者の日常生活自立度及び認知症高齢者の日常生活自立度 |
総論 | ADL(任意項目:既往歴(前回評価時より変化があった場合のみ)・服薬情報・家族同居状態・在宅復帰の有無など) |
口腔・栄養 | 身長・体重・口腔の健康状態・誤嚥性肺炎の発症、既往(任意項目:褥瘡の有無) ※既往:初回入力時に既往、2回目以降の入力時は前回評価後の発症を記載 |
認知症 | 認知症の診断・DBD13(認知症の診断または疑いがある場合に記載)・Vitality Index(任意項目:起床・食事・排せつ・リハビリ・活動) |
※提出情報の詳細につきましては、「科学的介護情報システム(LIFE)関連加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順例及び様式例の提示について(介護保険最新情報vol.938)」の別紙様式1をご確認下さい。
■単位数:利用者一人あたり、40単位/月 ※通所サービス
■ 算定要件 |
(イ):利用者ごとのADL値、栄養状態、口腔機能、認知症の状況、その他の入所者の心身の状況等の係る基本的な情報を厚生労働省に提出していること。(LIFEの活用) |
(ロ):必要に応じてサービス計画を見直すなど、サービスの提供に当たって、(イ)に規定する情報その他サービスを適切かつ有効に提供するために必要な情報を活用していること。(PDCAサイクルの運用) |
■ 提出の頻度 |
利用者ごとに下記 (ア) ~ (エ) の定められた月の翌月10日までに提出 ※2回目以降は、最低6ヵ月ごとに提出すること。 ※情報の提出すべき月に提出が行えない場合は、直ちに訪問通所サービス通知第1の5の届出を提出する必要あり。 (ア)算定を開始しようとする月において、サービスを利用している者(既利用者)は、算定を開始しようとする月 |
■ データ提出の期限(猶予期間)について
令和3年度においては、LIFEに対応した介護記録システム等を導入するために時間を要する等の事情のある事業所・施設については、
下記猶予期間が設けられています。
- 令和3年4月~9月末日までに算定開始する場合:令和3年10月10日まで。
- 令和3年10月~令和4年2月末日までに算定開始する場合:令和4年4月10日まで。
【登録無料】デイサービスお役立ち情報メールマガジン
機能訓練に特化した情報やデイサービスに関する最新ニュース、弊社主催セミナー等への優先案内などを配信しています。
ご登録はこちら
機能訓練加算算定サポートシステムACE(エース)【SNS公式アカウント】
Facebook Instagram Twitter
厚生労働省ホームページ(第199回社会保障審議会介護給付分科会/資料1・210219 【事務連絡】「科学的介護情報システム(LIFE)」の活用等について)かすみがうら市ホームページ(介護長寿課「CHASE利用申請受付について」)大阪府茨木市ホームページ(茨木市健康福祉部福祉指導監査課「【介護保険事業者向け】CHASE利用申請受付等について」)