令和3年度の介護報酬改定により、科学的介護情報システム「LIFE」の運用が始まり、個別機能訓練加算(Ⅱ)が新設されました。
本ページで算定要件等についてご紹介します。詳細につきましては、管轄の都道府県(市区町村)にお問い合わせ下さい。
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単位数 | 20単位/月 ※(Ⅰ)算定に加えて算定可 |
算定要件 | 個別機能訓練加算(Ⅰ)の取り組みに加え、計画等の情報を厚生労働省に提出(LIFEの活用)し、フィードバックを受けて利用者の状態に応じた個別機能訓練計画の作成、計画に基づく個別機能訓練の実施、評価、評価結果を踏まえた計画の見直しや改善の一連のサイクルによりサービスの質の管理を行うこと。(PDCAサイクルの運用) |
以下に表示している各様式のうち、赤枠部分がLIFEへのデータ提出が必須となる項目です。


<生活機能チェックシート> |
( ア ) ADL ・利用者の現時点の状況を踏まえて評価します。 ・各 ADL のレベルは、バーセルインデックス(BI)の測定方法を参考に評価します。バーセルインデックス(BI)の評価については、「ADL維持向上等体制加算に係る評価書 バーセルインデックス(Barthel Index機能的評価)」をご参照ください。 ・各項目について課題がある場合は、課題「有」、ない場合は課題「無」を選択します。 ・IADL 及び起居動作については、「している」動作をもとに評価します。 (リハビリ中に「頑張ればできる」動作ではなく、普段の生活で行っている動作 ) |
<個別機能訓練計画書> |
( ア ) 利用者の基本情報 障害高齢者の日常生活自立度、認知症高齢者の日常生活自立度は、「高齢者の日常生活自立度」の各判定基準をご参照ください。 ( イ ) 個別機能訓練の目標 「個別機能訓練計画の目標 コード表」をご参照ください。(「ケアの質の向上に向けた科学的介護情報システム(LIFE)利活用の手引き」より抜粋) ( ウ ) 個別機能訓練項目 「個別機能訓練計画のプログラム内容・具体的支援内容 コード表」をご参照ください。(「ケアの質の向上に向けた科学的介護情報システム(LIFE)利活用の手引き」より抜粋) |
<参考>
厚生労働省「第199回社会保障審議会介護給付分科会・資料1」全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議 別冊資料(介護報酬改定)「1.指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(訪問通所サービス、居宅療養管理指導及び福祉用具貸与に係る部分)及び指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について」公益社団法人全国老人保健施設協会「科学的介護情報システム(LIFE)関連加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順例及び様式例の提示について(介護保険最新情報vol.938)」LIFEヘルプページ「ケアの質の向上に向けた科学的介護情報システム(LIFE)利活用の手引き」