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QLCシステム株式会社 > 関連記事 > 【よくわかる2021年報酬改定】科学的介護データベース「CHASE」
新設検討中の加算

【よくわかる2021年報酬改定】科学的介護データベース「CHASE」

【通所介護・デイサービス】※2021年2月時点

令和3年度介護報酬改定では、加算の見直し等他、情報のデータベース化について議論されています。なかでも、科学的介護データベースと言われる「CHASE(チェイス)」(※令和3年度より「VISIT」と合わせ、科学的介護情報システム「LIFE(ライフ)」に名称変更予定)への情報提供について、様々な形で検討が進んでいます。本ページでは、その内容について一部抜粋して掲載しております。ご不明点がありましたら、厚生労働省ホームページまたは各都道府県(市区町村)にご確認、お問い合わせ下さい。

※改正の内容につきまして、弊社へお問い合わせ頂きましてもお答えできかねますのでご了承ください。

※2021年4月以降の「LIFE」については下記ページをご覧ください。
【令和3年度報酬改定】「CHASE」が科学的介護情報システム「LIFE」に

 

1.科学的介護データベース「CHASE」とは
自立支援・重度化防止の効果が裏付けられた「科学的介護」の実現のため、エビデンスの蓄積をしデータ分析をすることで利用者へ提供される介護サービスの根拠を提示する必要があり、その介護サービスのエビデンスを集めるデータベースのことです。
■「科学的介護」とは ―
高齢者の生活ニーズに合わせたさまざまな介護サービスが多く存在するなかで、利用者が利用したいサービスを比較し自ら選択し、自身に合った最大限の自立した生活を送ることができるように判断するための材料が必要であると言えます。どのような介護サービスを提供しているかは、各事業所によって異なり、そのサービス内容にどのくらいの効果があるものか、どのくらいのリスクがあるものかという根拠や客観的情報が不足していては、利用者は利用したいサービスを比較し、自ら判断し選択することができない状態です。
そこで、医療業界では多数の症例や臨床結果等を記録し分析結果を論文等に残し業界で共有することにより、積み上げたエビデンスを患者に示すことができています。このエビデンスに沿った情報を「科学的根拠」と呼び、介護業界においても医療業界同様に介護サービスのエビデンスを集め、サービスやケアの内容等の客観的情報を利用者に提示できるようにする必要があり、このことを「科学的介護」と言います。
 

 

「CHASE」の活用によって期待されること
●利用者が適切な介護方法を選択できる
「科学的介護」の提示がされることにより、利用者が自身にとってどのようなサービスやケアを受けることが望ましいのかを判断する根拠を持つことで適切な介護サービスを選択でき、自らが望む生き方ができるようになると期待されます。
●自立支援、重度化防止に役立つ
分析されたデータや根拠に沿ったサービスやケアを受けることで、ADLやQOLの維持向上への効果が期待されます。
●介護職や事業所の質が向上
介護職がどのようなサービスやケアが望ましいのか、正しい介護方法とはどのようなものなのかをデータベースから把握でき、明確な根拠を持って介護を提供することで介護職の質の向上が期待できます。
 
2.<令和3年度報酬改定>「CHASE」への情報提供に対する加算を検討 ※2020年12月時点

来年度から本格的な運用が始まる介護保険の新たなデータベース「CHASE」への情報提供を評価する新区分を創設する方向で検討が進められており、現在検討されている内容は下記になります。

<令和3年度報酬改定>「CHASE」における新設加算 ※2020年12月時点
目的 ・利用者の自立支援・重度化防止の効果が科学的に裏付けられた介護「科学的介護」の展開に結びつける。
・必要なデータの蓄積、エビデンスの確立、サービスの質の評価・向上を図る。
対象 通所サービス、施設サービス、居住サービス、多機能サービス
要件 全ての利用者の情報(ADL、栄養、口腔、認知症等に関する基本的な情報)ケアプランや介護計画の改善に役立てること
内容 ・CHASEのフィードバック機能を使い、事業所の特性やケアの在り方を検証してケアプラン、サービス計画の見直しに繋げる等、現場でPDCAサイクルを回す取り組みを評価。
・一部の既存の加算でデータの提出やフィードバックの活用を新たに評価。(個別機能訓練加算、口腔衛生管理加算、栄養マネジメント加算などを想定)
※科学的介護を進める観点から介護関連DBの整備を進めるにあたり、「VISIT」と「CHASE」を一体的に運用する予定。介護記録ソフトとのデータ連携を可能にする等、入力負担の軽減に最大限考慮しながら取り組みを推進していく。

 

●リハビリテーションに関する情報「VISIT」と「CHASE」で収集する項目について ※2020年6月時点

 

3.令和3年度報酬改定(2021年4月施行)の進捗情報

※2021年2月18日更新

利用者の状態やサービスの内容等の幅広い情報を集める「CHASE」とリハビリの情報に特化した「VISIT」へのデータ提出とフィードバックの活用によりPDCAサイクルの推進とケアの質の向上を図る取り組みを推進する方向で改正は進められています。
そこで科学的介護の理解と浸透を図る観点から、2021年4月より「CHASE」と「VISIT」を以下名称に統一する予定です。

科学的介護情報システム「LIFE(ライフ)」Long-term care Information system For Evidence

事業所の全ての利用者に係る「CHASE」の収集項目の各領域のデータを提出してフィードバックを受け、それに基づき事業所の特性やケアの在り方等を検証し、利用者のケアプランや計画への反映、事業所単位でのPDCAサイクルの推進、ケアの質の向上の取り組みを評価する形で加算の新設が進んでいます。以下、新設される加算の概要になります。

【新設】科学的介護推進体制加算
対象 通所サービス、施設サービス、居住サービス、多機能サービス
単位数 40単位/月
算定要件

(イ):入所者・利用者ごとのADL値、栄養状態、口腔機能、認知症の状況、その他の入所者の心身の状況等の係る基本的な情報を厚生労働省に提出していること。
(ロ):必要に応じてサービス計画を見直すなど、サービスの提供に当たって、(イ)に規定する情報その他サービスを適切かつ有効に提供するために必要な情報を活用していること。

また、既存の加算においても、利用者ごとの計画に基づくケアのPDCAサイクルの取り組みに加えて、「LIFE」を活用した更なる取り組みを新たに評価する予定です。以下現在決定しているものになります。

  • 個別機能訓練加算 ⇒【新設】個別機能訓練加算(Ⅱ):20単位/月
  • 口腔機能向上加算 ⇒【新設】口腔機能向上加算(Ⅱ):160単位/回
  • ADL維持等加算 ⇒ 算定要件に追加
  • リハビリテーションマネジメント加算 ⇒ 
 
.「CHASE」利用申請受付について

厚生労働省では、自立支援等の効果を科学的に裏付けられた介護を実現するために必要なデータを収集・分析するためのデータベース「CHASE」の構築を行い、令和2年5月より運用を開始しています。
そして、令和3年度報酬改定において「科学的介護推進体制加算」としてフィードバック評価を行う加算が新設されます。

「CHASE」(※2021年4月より「LIFE」)の利用を希望する介護サービス事業所・施設は、専用Webサイトから利用申請を行う必要があります。下記、利用申請受付の内容となります。

<「CHASE」利用申請受付方法>
■ CHASE 専用Webサイト

https://chase.mhlw.go.jp

※利用申請受付機能全般に関するご質問は【CHASEヘルプデスク(chase@toshiba-sol.co.jp)】へメールでお問合せ下さい。

■ CHASE 利用登録の流れ

1.上記、CHASE 専用サイトより利用申請を行う
※新規利用登録は毎月25日締め、翌月の初めに利用案内はがきを発送します。

2.事業所宛に利用に必要な情報(ログインID・パスワード等)が記載されたハガキが届き、情報をもとにログインする。

3.手順に従って操作職員・記録職員・介護サービス利用者・様式情報等の登録を行い、利用方法にならい利用開始。

※利用登録の詳細につきましては、CHASE導入手順書をご確認下さい。

※令和3年4月1日より「VISIT」及び「CHASE」の一体的な運用が開始されます(科学的介護情報システム「LIFE」)が、一体的運用開始後の「LIFE]でも現在ご利用のID・パスワードは引き続き利用が可能。
「CHASE」「VISIT」両方利用の場合、「CHASE」で利用中のID及びパスワードに統一されます。

 

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参考:厚生労働省ホームページ(第178回社会保障審議会介護給付分科会/資料1第191回社会会保障審議会介護給付分科会/資料2第199回社会保障審議会介護給付分科会/資料1
かすみがうら市ホームページ(介護長寿課「CHASE利用申請受付について」)
大阪府茨木市ホームページ(茨木市健康福祉部福祉指導監査課「【介護保険事業者向け】CHASE利用申請受付等について」)