【通所介護・デイサービス】※令和3年度改定版
令和3年度介護報酬改定により本格的に運用が開始された「科学的介護情報システムLIFE」へのデータ提出等を要件とした加算とLIFEデータ提出におけるICT活用方法をご紹介します。
加算の算定要件やLIFEに関するご不明な点につきましては、管轄の都道府県(市町村)にご確認下さい。
デイサービスのLIFE関連加算
通所介護では、以下の加算においてLIFEへのデータ提出が必要となっています。
科学的介護推進体制加算 | |
単位数 | 利用者一人あたり、40単位/月 ※通所サービス |
算定要件 | 利用者ごとのADL値、栄養状態、口腔機能、認知症の状況、心身の状況等に係る基本的な情報をLIFE(厚生労働省)に提出し、フィードバックを受け、必要に応じてサービス計画を見直す等情報を活用すること。 |
個別機能訓練加算(Ⅱ) | |
単位数 | 20単位/月 ※加算(Ⅰ)の算定に加えて算定可 |
算定要件 | 個別機能訓練加算(Ⅰ)の取り組みに加えて、計画等の情報をLIFE(厚生労働省)に提出し、フィードバックを受け、利用者の状態に応じた計画の見直しや改善などによりサービスの質の管理を行うこと。 |
口腔機能向上加算(Ⅱ) | |
単位数 | 160単位/回 ※加算(Ⅰ)との併算定不可 ※要介護:月2回、要支援・総合事業対象者:月1回まで |
算定要件 | 口腔機能向上加算(Ⅰ)の取り組みに加え、利用者ごとの口腔機能改善管理指導計画等の内容等の情報をLIFE(厚生労働省)に提出し、口腔機能向上サービスの実施にあたり、必要な情報を適切かつ有効的に活用していること。 |
ADL維持等加算(Ⅰ) | ADL維持等加算(Ⅱ) | |
単位 | 30単位/月 ※下記(ハ)で算出した値が1以上 |
60単位/月 ※下記(ハ)で算出した値が2以上 |
算定要件 | (イ)利用者(評価対象期間のうち6ヵ月以上の利用)の総数が10名以上
(ロ)利用者全員の利用開始月と翌月から起算して6か月後目のADL値を測定し、LIFE(厚生労働省)に提出する (ハ)調整済ADL利得の上位および下位それぞれ1割の者を除く評価対象利用者のADL利得を平均して得た値が1以上または2以上 |
栄養アセスメント加算 | |
単位数 | 50単位/月 ※口腔・栄養スクリーニング加算(Ⅰ)及び栄養改善加算との併算定不可 |
算定要件 |
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LIFEへの情報提出方法
LIFEへのデータ提出方法は、以下2種類になります。
(1)紙等で帳票作成・管理をしている場合(もしくは利用中ソフトがLIFE未対応である場合) |
LIFEの画面からデータを直接入力することでデータ提出を行います。
手書きやExcelやWordや介護記録ソフト等で作成した各帳票から提出に必要な情報をLIFEの画面で手入力するため、以下のような課題が挙げられます。
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(2)LIFEとデータ連携が可能な介護記録ソフトを利用している場合 |
介護記録ソフト等で作成した帳票から提出に必要なデータをCSVファイル形式で出力し、LIFE側へ取り込み、データ提出を行います。
これにより、再度データを入力することなく、LIFEへのデータ提出が行えます。 |
システムを活用した場合のLIFEデータ提出メリット
LIFEへのデータ提出にシステムを利用した場合、以下のメリットがあります。
手入力作業の手間をカット
システムから出力したCSVデータをLIFEへアップロードすることで利用者情報入力が完了するので、利用者一人ひとり入力する手間を省くことができます。
また、LIFEで提出が必要なコードも一つ一つ選択入力する作業も省け、システムで管理できることで業務効率アップ、職員の負担軽減に繋がります。
業務にかかる大幅な時間短縮
手入力等で計画書を作成している場合、計画書作成だけで30~40分程度かかり、LIFEへ手入力を行うと、1時間2時間かかってしまうこともあります。
システムを活用する場合、帳票作成や管理にかかる時間を短縮することにも繋がります。
時間短縮で空いた時間を利用者と向き合う時間にあてられ、サービスの品質向上や利用者の満足度向上にも繋がっていきます。
参考:厚生労働省「ケアの質の向上に向けた科学的介護情報システム(LIFE)利活用の手引き」
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