高齢者へおこなう口腔ケアのポイント<予防の観点>

口腔機能向上加算

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【通所介護・デイサービス】

高齢者が健康的な生活を送るうえで重要な役割を担うのが口腔機能です。そのため、適切な口腔ケアを行い、口腔機能の低下を防ぐことが高齢者にとって必要となります。口腔ケアには大きく分けて「清掃を中心とするケア」と「機能訓練を中心とするケア」の2つのケアがあり、本ページでは、各口腔ケアを効果的に行う方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。

1.器質的口腔ケア(口腔清掃)

口腔内をきれいに保つため、毎日の歯磨きや義歯等のケアで歯や口・舌の清掃を行い、歯や身体に有害になるような歯の汚れ・食べ物のかす・細菌を取り除きます。それぞれ歯の状態に応じた清掃具を使用し行いましょう。

■ 歯ブラシ
歯がある人は、基本的に歯ブラシを使用しますが、年齢や用途によって様々な種類の歯ブラシがあります。好みもありますが、細かい部分が磨きやすいように歯ブラシの頭は、小さめのものがおすすめです。
■ 歯間ブラシ
歯と歯の間に隙間がある場合、歯ブラシでは届かない歯と歯の間に入り込んだ食べかすを取り除きます。歯間ブラシにもいくつかサイズがありますので、歯の隙間の大きさに合わせて使用しましょう。歯肉の土手に沿うようにブラシの先を挿入し、ブラシを前後に数回動かしますが、入りにくいところに無理に入れる必要はありません。
■ タフトブラシ
歯並びが悪い、歯が抜けている、根っこだけの歯がある人は、毛先が小山のように尖っている小さなタフトブラシを使用するのが良いです。狭い隙間にピンポイントにブラシが届き、頭の大きな歯ブラシでは、磨きづらいところでも毛先が届いてよく磨くことができます。孤立した歯の周りを一周するようブラシを動かし、歯と歯茎の間はなぞるようにブラシを動かし、歯の裏も同様にブラシでなぞります。歯のない面は汚れが付きやすいのでよく磨き、前歯の裏はブラシを縦にして動かすと磨きやすいです。
■ 義歯用ブラシ
義歯を使用している人は、義歯用のブラシを使います。歯ブラシより硬く面積も大きいため、入れ歯の頑固な汚れを磨き落としやすいです。歯ブラシでも代用は可能ですが、その場合は少し硬めの歯ブラシを使いましょう。ブラシ前に、食べかす等の大きい汚れは義歯全体を水道水で洗い流します。その際は落とすとヒビが入ったり割れたりすることがありますので、義歯を洗う際はには洗面台に水を溜めたり、水を入れた桶等を下に置いて行いましょう。
● 各ブラシの使用後
使い終わったブラシは水洗いして汚れを落として通気性の良い場所で保管します。コップに立てる場合は、ブラシの頭を上にして乾かすことで細菌の繁殖を防ぎます。
 
.機能的口腔ケア(口腔機能訓練)

歯や舌、頬などの機能を維持するため、噛む(咀嚼)・飲み込む(嚥下)・呼吸の各機能に特化したトレーニングで舌や口まわりの筋肉を動かし、口腔機能を維持・改善します。口腔清掃と口腔機能訓練ともにしっかり取り組み、高齢者が心身ともに健康的な生活を送れるようサポートしていきましょう。

■ 顔面体操
しっかり目をつぶり、唇を横に引いて頬を上げます。その後、口と目を思い切り開けます。
もう一度口をしっかり閉じてから、頬を膨らませて、口を左右に動かします。
食べ物を口に入れて噛み(咀嚼)、口の中からこぼさずに飲み込む際、唇と頬の機能が大きく働いているため、食べこぼしが起こるのは唇や頬の筋力が低下している証拠です。体操でしっかりと唇や頬を動かして筋力をつけ、食べこぼしを予防しましょう。
■ 舌体操
口を開けて行うものと閉じて行うものがあります。口を開けて、舌を出したり引っ込めたり左右に動かし、口の周りをなめるように回します。上下に舌を動かす運動も良いです。口を閉じて行う舌体操は舌で上・下唇を内側から押したり、頬を押したりします。舌の働きが良くなると唾液も出やすくなり、発音がよくなります。また、舌は口の中に取り込んだ食べ物を口の中で食べ物を唾液と混ぜ合わせ、飲み込む前の塊を作り飲み込む位置に移動させたりします。そのため、舌の機能が低下すると、食べ物の処理もできなくなりますので、積極的に動かす習慣をつけましょう。
 

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