介護資格の種類と研修

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少子高齢化が進み、介護現場では人材不足が大きな課題となっていますが、介護職員には資格や経験等が重視されています。本ページでは、介護の資格や研修についてご紹介します。各資格の詳細につきましては、各都道府県の介護福祉課等へお問い合わせ下さい。

【目次】
1.主な介護の資格
2.業務で役立つ資格
3.デイサービスで活躍できる資格                                                                                                                                           
1.主な介護の資格
以下、主な介護資格になります。
◎ 介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
介護職員として働く上で基礎的知識や技術を修得できる資格です。初任者研修は受講要件はなく、130時間のカリキュラムを受講し、修了試験で合格することで取得できます。研修は通学し直接指導を受ける学習と一部は自宅学習となっています。施設実習は任意ですので、実習なしで取得が可能です。
◎ 介護職員実務者研修
初任者研修の上位にあたる資格であり、「たん吸引」や「経管栄養」等の医療的ケアの知識も学ぶことができ、実際に介護を行うための幅広い知識と技術を身に付けることできます。実務者研修は研修時間が450時間となり、初任者研修修了者は初任者研修分の130時間は免除されます。受講資格はないため、初任者研修を受けずに実務者研修の受講を行うこともできます。
◎ 介護福祉士
介護福祉士は介護職の国家資格であり、受験資格には ①実務者研修を修了していること ②介護施設での実務経験が3年以上あること の2つがあります。受験資格をクリアした者が試験を受けることができます。介護福祉士の資格保有者は、サービス提供責任者や生活相談員などの職務にあたることも可能です。介護福祉士の資格を取得すると仕事の幅が広がるだけでなく、資格手当で給与がアップすることもあります。
◎ 認定介護福祉士
認定介護福祉士は、『一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構』による民間資格であり、取得には、介護福祉士として5年以上の実務経験が必要となります。試験はなく、認定介護福祉士養成研修Ⅰ類(345時間)とⅡ類(255時間)の講習を受講し、研修終了後に認定申請を行うことで認定証が発行され、取得できます。認定介護福祉士の資格を取得することで、介護のプロとして視野を広げ、介護職員へサービスの質向上を指導するようなスキルが身に付きます。
◎ ケアマネジャー(介護支援専門員)
ケアマネジャーは介護が必要な方の心身状況や周囲の環境などに応じ、介護サービスを利用できるようケアプランを作成、利用者に合う介護サービスを選択、利用者・家族への提案、利用する事業所との連絡調整などを行う“介護におけるコーディネーター”のような役割を担っています。ケアマネジャーの資格は、介護福祉士等の国家資格を取得してから5年以上の各資格の実務経験が必要となっており、ケアマネジャー試験に合格し、実務研修を受講することで取得できます。
 
2.業務で役立つ資格
上記資格のほか、持っていると介護現場の業務で役立つ資格をご紹介します。
◎ 福祉用具専門相談員
利用者の心身の状況や生活環境に合った福祉用具の選定や提案を行う専門職。
50時間の指定講習を受講し、修了評価試験をクリアする必要があります。
◎ 福祉住環境コーディネーター
高齢者や障害者が安全で快適に生活できるように住みやすい住環境の提案を行うアドバイザー。
東京商工会議所検定センターの実施する「福祉住環境コーディネーター検定試験」に合格することで資格取得できます。
◎ 喀痰吸引研修
「たんの吸引」と「経管栄養」を行える介護職員を養成する研修。
基本研修と実地研修の両研修を修了すると、医師の指示や看護師との連携のもとで「たんの吸引」「経管栄養」が実施できるようになります。
◎ ガイドヘルパー(移動介護従業者)
高齢者や障害を持つ方の外出をサポートする職種です。例えば歩行や車いすの介助等。
各都道府県や市区町村が指定するガイドヘルパー養成研修を修了することで資格の取得が可能です。
◎ レクリエーション介護士
一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会が実施している認定資格で1級と2級があり、受験資格はありません。
介護の知識等を活かしながら、利用者が心と体の健康を育むことができるよう楽しく安全なレクリエーションの提案を行います。
◎ 重度訪問介護従業者
重度の肢体不自由者でサポートを必要とする方に対して、専門的なケア技術等で介護サービスを提供するための資格。各都道府県が指定する重度訪問介護事業者養成研修を修了することで資格が取得できます。
◎ 認知症介護研修
認知症介護の研修は、基礎研修実践者研修実践リーダー研修指導者研修 の4つの研修でスキルアップできます。
認知症介護に必要な知識や技術を習得するものになります。                                   


<各研修の受講資格>

  • 基礎研修:介護施設に勤務していること
  • 実践者研修:介護施設に勤務し介護経験が2年程度以上
  • 実践リーダー研修:実践者研修を修了し1年以上経過+現在ケアのチームリーダー等の立場や指導する立場で介護現場経験が5年以上など
  • 指導者研修:医師や看護師、PT・OT・ST、社会福祉士や介護福祉士や精神保健福祉士等の資格を有する者で、介護施設に勤務。実践リーダー研修を修了し、基礎研修や実践研修への参画や講師をすることが予定している等

<無資格者への認知症介護基礎研修受講の義務化> ※令和3年度介護報酬改定より追加

認知度対応力の向上のため、2021年4月より無資格の全介護職員に「認知症介護基礎研修」の受講が義務付けられました。
3年間の経過措置期間が設けられ、2024年までに受講すれば問題ありません。
新入職員の受講は1年間の猶予期間が設けられています。規定として「研修に必要な措置を事業者へ義務付ける」ものであり、介護職員へ直接的に義務を課すものではありません。eラーニングでの受講も可能です。

 
3.デイサービスで活躍できる資格
上記でご紹介した資格のほか、介護福祉士以外の国家資格などデイサービスで活躍できる資格もあります。
以下、デイサービスの各職種で役立つ資格の一覧になります。
◎ 介護職員

初任者研修、実務者研修、介護福祉士


◎ 生活相談員

社会福祉士、社会福祉主事、精神保健福祉士、介護福祉士


◎ 調理職員

管理栄養士、栄養士、調理師


◎ 機能訓練指導員

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師(正・準)、柔道整復師、あん摩マッサージ師

※詳細につきましては、『機能訓練指導員の対象資格【令和3年度改定版】』をご確認下さい。

参考:三幸福祉カレッジHP
厚生労働省「介護職員・介護支援専門員」「介護に関する入門的研修の概要」「介護の有資格者 届出制度について」「第199回社会保障審議会介護給付分科会・資料1」,一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機,認知症介護情報ネットワーク,東京都福祉保健局「東京都認知症介護研修の概要」


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