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入浴介助加算

【よくわかる2021年報酬改定】通所介護の入浴介助加算

【通所介護・デイサービス】※2021年3月時点

令和3年度の報酬改定では、入浴サービスの質を更に高める施策を講じるということで、現行の「入浴介助加算」の単位数を引き下げ、新たに個浴中心に評価していく入形で加算が新設される予定です。本ページでは、その内容について一部抜粋して記載しています。ご不明点がありましたら、厚生労働省ホームページをご確認下さい。

※改正の内容につきまして、弊社へお問い合わせ頂きましてもお答えできかねますのでご了承ください。

 

1.現在の入浴介助加算 ※2020年時点
●単位数 50単位/日
●算定要件 入浴中の利用者の観察を含む介助を行う場合について算定されます。この場合の“観察”とは、利用者の自立生活支援や日常生活動作能力などの向上のための「見守り的援助」であり、極力利用者自身の力で入浴できるように必要に応じて介助、転倒予防のための声掛け、気分の確認等を行うことです。結果として、身体に直接接触する介助を行わなかった場合にも加算対象となります。
※通所介護計画上に入浴の提供が位置付けられている場合であっても、利用者側の事情により入浴を実施しなかった場合は加算を算定することはできません。
関連記事:入浴介助加算 ※2020年時点
 
2.入浴介助加算 ―現在の算定率と現状

入浴介助加算を算定している事業所の割合は、通所介護94.5%、地域密着型通所介護77.8%と、ほとんどのデイサービスで算定している状態です。

算定している事業所の中には、単に利用者の心身の状態に応じた入浴介助を行うだけでなく、利用者が自立して入浴を行うことができるよう、半分以上が自宅での入浴回数の把握をしていたり、また脱衣、立ち座り、浴槽またぎ、洗身等の一連の動作についてそれぞれ目標を定めたりする等、個別機能訓練計画への位置付けや自宅に似せた環境を作って個浴に取り組んでいたりするところもあります。

 

3.課題と見直しの方向性―加算の新設検討 ※2020年11月時点

入浴介助加算の現状から、事業所によってサービスの違いが生じているのが明らかになりました。そこで、今後自宅での自立を目指した個浴を中心にして評価していく形や現行の入浴介助加算の単位数は維持して要件を増やす、または基本報酬に包括してはどうか等の議論が進められています。

上記意見も踏まえ、現行の入浴介助加算に加え、新たな加算を創設する方向で検討が進められています。また、新たな加算の取り組みを事業所へ促す観点から、ベースとなる現行の入浴介助加算の単位数を引き下げる案も出ております。

<検討されている新設加算の内容>
目的 利用者がそれぞれの住まいでなるべく自立してお風呂に入れるようにする観点から、質の高い個別の入浴介助を行うよう促すため。
要件等 リハビリテーション専門職(医師・理学療法士・作業療法士)らが利用者宅を訪ねて、浴室の環境を確認し、それを踏まえた“個別入浴計画”を多職種で作成し、計画に基づき個別の入浴介助を行うこと。
※浴室環境の確認で利用者宅を訪問するリハビリテーション専門職について、外部の事業所との連携によって確保することも認め、自立した入浴が難しい浴室環境の場合は、ケアマネ等と連携して環境整備を図ることを求めていく方向で検討されています。

 

4.令和3年度報酬改定(2021年4月施行)の進捗情報
※2021年3月19日更新
現行の入浴介助加算は単位数を引き下げ(-10単位)、個別の入浴計画の作成等を要件に組み込んだ<入浴介助加算(Ⅱ)>を新設する形で改定が進んでいます。※以下、改定後の内容として発表されています。
<改定後>※2021年4月以降 入浴介助加算
名称 入浴介助介助加算(Ⅰ) 入浴介助加算(Ⅱ) ※(Ⅰ)と(Ⅱ)は併算定不可
単位 40単位/日 55単位/日
算定要件 現行の入浴介助加算と同様 ●医師、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、介護支援専門員等(利用者の動作及び浴室の環境の評価を行うことができる福祉用具専門相談員、機能訓練指導員含む)が利用者の居宅を訪問(※個別機能訓練加算の取得で行う居宅訪問併せた実施可)し、利用者の状態をふまえ、浴室における利用者の動作及び浴室の環境を評価すること。その際、利用者の居宅を訪問し評価した者が入浴に係る適切な介護技術に基づいて、利用者の動作をふまえ、利用者自身で又は家族・訪問介護員等の介助により入浴を行うことが可能であると判断した場合、指定通所介護事業所に対しその旨情報共有である判断した場合、情報共有する。また、居宅を訪問し評価した者が、事業所の従業者以外の者である場合は、書面等を活用し、十分な情報共有を行うよう留意すること。
機能訓練指導員等が共同して、利用者の居宅を訪問した者との連携の下で、利用者の身体の状況や訪問により把握した利用者の居宅の浴室の環境等を踏まえた個別の入浴計画を作成すること
●入浴計画に基づき、個浴その他の利用者の居宅の状況に近い環境にて、入浴介助を行うこと。
 
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参考:厚生労働省「第188回社会保障審議会介護給付分科会・資料1第193回社会保障審議会介護給付分科会・資料7第199回社会保障審議会介護給付分科会・資料1
公益財団法人全国老人保健施設協会「「指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(訪問通所サービス、居宅療養管理指導及び福祉用具貸与に係る部分)及び指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について」等の一部改正について(介護保険最新情報vol.934)」