新規開業で「ACE」導入!問診使用で口腔加算の算定同意を得られた効果も
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- 合同会社ケアクル
- 神奈川県綾瀬市
- 半日型/定員20名
- 2023年12月~ACE利用中
- 個別機能訓練加算(Ⅰ)・口腔機能向上加算(Ⅱ)・科学的介護推進体制加算・ADL維持等加算(評価期間)を算定
課題
新規開業で加算についての知識が少なく、不安
抜け漏れなく書類を作成したい
効果
スタートアップサポートで操作方法だけでなく、算定要件等についても確認できた
「ACE」のスケジュール機能を使って漏れなく書類管理ができた
「ACE」の問診機能を使って、口腔機能向上加算の算定人数を増やせた
今回、管理者の市川様、生活相談員の梶山様・原様に、「ACE」のサポートや口腔機能向上加算の算定についてインタビューさせていただきました。
口腔機能向上加算の算定において、ケアマネジャー様の同意を得る際のお話も伺っています。
また、今回は「リハビリデイサービスおさんぽ」様の「スタートアップサポート」を担当させていただいた弊社サポート担当の川畑も同席させていただいています。(スタートアップサポートについてはこちら)
(管理者・市川様、生活相談員・梶山様、生活相談員・原様)
はじめに、「リハビリデイサービスおさんぽ」様の特徴を教えてください。
梶山様:「リハビリデイサービスおさんぽ」は、機能訓練型のデイサービスです。
「ボディー・スパイダー」という、パーツをつなげて筋力トレーニングをしてもらう機器を導入しており、そのボディー・スパイダーを中心として、日常生活の機能の低下を防止する運動を要所要所に取り入れたサービスを提供しています。
その他にもいろんなボールを使ったレクや、機能トレーニングを随所に散りばめて、運動と休憩を挟みながら活動するデイサービスになります。
(室内には)テーブルなども置いておらず、運動に特化した運動メインのデイサービスです。
市川様:ボディー・スパイダー一台で150種類以上の運動ができると言われています。
開業したての頃は、地区でうちにしかなかったので、この機器をメインに営業をかけたり、利用者様に勧めていただいたりして、反響は大きかったです。
行きたくないと言っていた方も、一度ボディー・スパイダーを触ったら、やりたい、やりたいと言ってくださっています。
新規開業のため、「ACE」導入前は加算に対して多くの不安があった
開業と同時に「ACE」をご導入いただき、加算算定も開始いらっしゃいますが、導入のきっかけを教えてください。
市川様:機能訓練デイをやる上で加算算定は必須と考えていましたが、やはり書類に抜けがあってはいけないのと、加算業務をすべて自分たちでやるとなると大変だろうというのがありました。
そのため、せっかくソフトがあるのなら、活用したいと思って導入しました。
「ACE」を導入した決め手を教えてください。
原様:まず、カイポケさんと提携していたことです。
会社が先に訪問看護をやっていまして、そこでカイポケをずっと使っていたので、圧倒的に安心感がありました。
また、加算を算定するにあたって、計画書やモニタリング・アセスメントなどを、例えばExcelベースでやるようなことは、もともと考えていませんでした。
一覧で見て、次にやるべきことがすぐに確認できる部分がよかったです。
(ACEのスケジュール画面:今日来書する利用者様の帳票などを一覧で確認可能)
導入前に、加算算定やソフト活用に対する不安はありましたか?
市川様:そうですね。
こんなことを話していいかわかりませんが、加算算定というもの自体に対して、しっかりと理解ができていない状態だったので、不安はありました。
加算を取るのにいろいろとやらなければいけないことがあるという部分も、(不備が出ないか)不安だらけでしたね。
導入後はサポートを活用して不安は解消
不安は導入後に解消されましたか?
市川様:スタートアップで川畑さんに手厚くサポートしていただいて、不安は解消されました。
原様:訪問看護では、加算は処遇改善くらいしか聞いたことがなかったので、わからないことが多く、非常に不安だったんです。
ですが、「ACE」を使い、川畑さんにたくさん助けていただきました。いつも丁寧に教えてくださって、本当に感謝しております。
市川様:川畑さんにはたくさん電話してしまったので、申し訳ないですね。
弊社サポート担当・川畑:いえいえ、そこが「ACE」のサービスの一つです。
初めて算定される事業所様でも安心して算定の準備が進められて、スムーズに算定ができるよう、負担をなるべく減らして、事業所の方がサービス提供のところに時間をかけられるようにしたいなというのがあります。
使い方を聞いて、「ACE」がぴったりマッチしていたんだなと思います。
川畑が担当したスタートアップサポートがあったからできたことがあれば、教えてください。
市川様:(「ACE」の操作について)理解を深めることができたのと、加算についての知識や算定方法も理解できました。
新規開業のためゼロからのスタートだったので、理解できたのは川畑さんのおかげです。
スタートアップがあったから、算定時にやるべきことの順番が頭に入ってきたというのもありますし、流れが大変わかりやすい方法でした。
「ACE」の特にここがいい!というポイントがあれば教えてください。
市川様:スケジュール管理のしやすさと、計画書やモニタリング期日までの通所回数の把握ができるところですね。
梶山様:次にやるべき作業までの、通所回数の目安が見てすぐわかるのがやはりいいなと思いました。
市川様:Excelなどを使い、自分たちでやるとなったら期日管理がとても大変だと思います。また、確認をするのも大変だと思うんですよね。いちいちファイルを開いて、利用者様を探す必要もあります。
「ACE」の場合、スケジュールを開いたら当日の利用者様が一覧で出てきます。
また、管理画面で利用者様が一気に見られることもありがたいですね。介護度なども一気に確認できるので。
あとはLIFEへのデータ提出がしやすいのも助かっています。
LIFEについては、もともと始めようと考えていましたか?
市川様:名前は聞いていて、加算もあると聞いていたので取りたいねという話はしていました。
ただ、LIFEが何かはわからない、厚生労働省のものかどうかもよくわかっていない状態でした。
その状態からのスタートでしたが、(スタートアップサポートで)川畑さんに確認した結果、加算算定可能だとわかったので、ADL維持等加算や、科学的介護推進体制加算も算定できるようになりました。
口腔機能向上加算の算定同意を得る際には、「ACE」の問診を利用
(「ACE」の動画を使って口腔機能向上加算の訓練提供中)
口腔機能向上加算の算定は、同意を得るのが難しいとおっしゃる事業所様も多いです。ケアマネジャー様には、どのように説明していますか?
市川様:やはりケアマネジャー様からは、「口腔機能向上加算は算定しないで」と言われることもあります。
ただ、生活相談員の2人(梶山様・原様)は利用者様を目の前に見ているので、必要だと思えば、必ず提案するようにしています。
原様:最初の担当者会議の際に、「ACE」の口腔機能の問診票は印刷して持っていくようにしています。そして、基本的にはその場で問診を実施していますね。
ケアマネジャー様もその場にいることが多いので、問診をその場で実施することで引っかかる項目に気づいてもらえて、口腔加算が必要だね、と言ってもらえることもあります。
市川様:最初に問診を持って行ったほうがいいというのは川畑さんに教えてもらって、今も徹底しています。
サポート担当・川畑:「ACE」には東京歯科大学の先生と共同開発した問診・訓練があり、資料もご用意しています。
普通のパタカラ体操などと同じなのかな、というイメージを持っていらっしゃるケアマネジャー様がいれば、学会で効果検証されたプログラムであることを記載した資料もあるので、ぜひ活用してみてください。
「ACE」の問診をご活用いただき、算定の同意取得を進めていらっしゃるんですね。
市川様:そうですね。
最初は算定を断られることもありますが、問診があるおかげで、このままだと口腔機能が低下してしまうというのを根拠として示せて助かっています。
しっかり説明して算定の提案をすれば、ケアマネジャー様も聞き入れてくださいます。そういうのが大事かなと。
「ACE」の問診は、同意を取得するためには絶対必要ですね。
サポート担当・川畑:問診をしっかり活用してくださっていれば、運営指導で聞かれた際も算定の根拠として提示できるので、安心して算定を継続していただけるかなと思います。
ケアマネジャー様には、どのような理由で算定を断られるのでしょうか?
梶山様:歯医者さんも通っているし大丈夫だよね、など・・・特に問題なく食べられていて、今までに肺炎などにもなっていないから、と断られることもありますね。
市川様:そういう場合も、情報提供をしながら折を見て提案するようにしています。
先日も、利用者様に必ず水飲みでむせてしまう方がいて、ケアマネジャー様に「現在こういった状況で、必ず口腔加算が必要だと思います」と、原から提案してもらいました。
そこで確認してもらった結果、必要性を理解していただき、算定を開始した方もいらっしゃいます。
梶山様:私たちは利用者様に会う回数も多く、食事についてなどの聞き取りも雑談レベルで話せるため、より詳細に聞ける場合もあります。
そういった内容は、必ずケアマネジャー様にも共有しています。
サポート担当・川畑:事業所側からの情報提供で今の状況が共有できて、必要性が伝わったというのは、ほかの事業所様にも参考になりそうです。
市川様:誤嚥性肺炎などの予防のために、今後もしっかり実施していこうと思っています。
それが利用者様のためにもなるので、必要な方には最初から口腔機能向上加算を必ず算定するといった流れでやっていますね。
今は一か所の居宅支援事業所からしか、「口腔機能向上加算は取らないで」とは言われないです。
ほかの居宅の場合は、必要と思う方は当たり前に算定しています。必ず予防として実施したほうがいいものなので、そう説明しています。
利用者様も、いつまでもおいしくご飯を食べて、お話もしたいと思いますし、カラオケが趣味の方なども結構いらっしゃいます。
そういう方々のためにも、口腔機能向上サービスは必要だと思っていて、積極的に算定しています。
今後取り組んでいきたいことを教えてください。
市川様:取れる加算はすべて取るというのを目標にやっていきたいと思っています。
個別機能訓練加算(Ⅱ)はまだ算定していないんですが、「ACE」で算定できると聞いたので、算定していきたいですね。
6月からは処遇改善も新しくなるので、そこもしっかりやっていきたいです。
今後も教えていただくことがたくさんあると思うんですが、加算はしっかり取っていきたいなと考えております。
お忙しい中、お答えいただきありがとうございました!
※インタビュー内容は取材当時のものです。