計画書作成、訓練提供を「ACE」で業務効率・均一化!
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- 合同会社認知症総合研究所
- 東京都足立区
- 1日型/定員18名
- 2023.9~ACE利用中
- 個別機能訓練加算(Ⅰ)(Ⅱ)・口腔機能向上加算(Ⅱ)・科学的介護推進体制加算・ADL維持等加算を算定
課題
加算を取りたいが、Excelでの書類作成は大変(特に期日管理)
看護職員での算定のため、プログラム提供が難しい
効果
ACEを利用して簡単に計画書が作成できた
看護職員が動画を映して訓練提供している
今回は加算算定や「ACE」導入の意図などについて、代表社員兼管理者の吉田様にお話を伺いました。
吉田様は、「よっしー」としてYouTubeでの活動にも力を入れていらっしゃいます。
◆YouTubeチャンネル
ケアヒーローズ / careheros
◆合同会社認知症総合研究所様のHP
(吉田様とご利用者様)
はじめに、事業所「ヒーロー」様について教えてください。
代表社員兼管理者・吉田様:
ヒーローはご利用者様に「働く」を通じて元気になっていただくデイサービスです。
具体的なサービス内容については、まず大きなメインプログラムが一つあります。それが「お昼ご飯を一緒に作りましょう」というものです。
前日のご利用者様、金曜日のプログラムの場合は木曜日のご利用者様が、「金曜日の方に何を食べていただきたいか?」を考えて、お買い物に行っていただきます。
例えばメニューがカレーになったら、じゃあカレーのルーがいる、野菜がいる、お肉がいる、と考え、近くのスーパーまで職員と一緒に買い物に行きます。
そして金曜日のご利用者様が引き継いで、カレーを昼食に作ります。
材料は揃っているので、それを使って調理し、お昼ご飯もみんなで作ったものを食べる。そのプログラムを、1週間月曜から土曜まで繰り返しています。
やはり女性のご利用者様が多いので、お料理やお買い物のお野菜選びなど、みなさんすごくお得意で、生き生きと楽しく取り組んでいただいています。
また他には、街をきれいにしましょうということで、スタッフも一緒に街をきれいにするクリーン大作戦というのをやっています。
ただの歩行練習だと、なかなか意欲が湧かなかったりするんです。なので、「皆さんは街をきれいにするヒーローなんですよ」とお伝えして、じゃあやらなきゃね、といった感じで取り組んでもらっています。
「働く」ことを通じて、デイサービスに通う意欲を高く持っていただきたいという意図があります。
機能訓練の加算は必須・Excelではなく介護ソフト利用で効率的に算定
ヒーロー様は2023年9月に開業されています。加算算定と、ソフトの活用を考えたきっかけはありますか?
吉田様:
もともと加算は取らなければいけないとは考えていました。収益的な面でも、サービスの面でも。
私はもう一社別会社も経営していまして、そちらのデイサービスで個別機能訓練加算の計画書などをExcelで作っていましたが、やはりものすごく大変だったんです。
(期日管理も難しいので)更新すべきタイミングに漏れてしまったりなど……。
そのあたりはシステムのほうが圧倒的に楽で、お金がかかってても作業効率など総合的に見ると、多分システムを入れた方が安い。
その上に時間も作れるというメリットがあるため、導入を検討しました。
やはりExcelでの計画書作成は大変なんですね。
吉田様:
大変でしたね。特に計画書の更新タイミイングが、Excelのファイルを開かないとわからない、という点に苦労しました。
また、パソコンの苦手なスタッフが触った際に崩してしまうというか……崩すならまだしも、データが消えてしまったり、そういったことに非常にストレスを感じていました。
ソフトを検討される際に他社のソフトはご覧になっていますか?
吉田様:
はい、見ました。というよりも、別会社のほうでは、現在他社さんのソフトを入れていまして。
そのソフトは、(実務担当の職員から)ちょっと使いづらいという声がありました。
そこで、新しい事業所は違う会社さんのソフトにしてみようと思ったんです。
ACE に決定した決め手を教えてください。
吉田様:
初めはカイポケさんからの紹介で「ACE」を知りました。
それをきっかけに、看護職員でもできるリハビリのプログラム提供があることを知りました。その点がすごくいいなと思い、導入を決めました。
計画書は定型文を利用して簡単に作成できている
ACE導入後の効果はいかがでしょうか?
吉田様:
私が使い方を覚え、職員に教えるという方法でやっています。
正直多忙のため滞ってしまっている部分もありますが、Excelなどの操作を教えるよりはよっぽど楽です。定型文もあって、とても楽だなと思ってます。
計画書の定型文もご活用いただいているんですね。
吉田様:
はい。ほとんどそれしか使っていないですね。内容も全く問題ないと思います。
スタートアップサポート(「ACE」導入時の伴走サポート)は吉田様に受けていただいていますが、徐々にほかの職員様に業務を分担していきたいご意向でしょうか?
吉田様:
そうですね。機能訓練のプログラムは看護職員(機能訓練指導員)が担当していて、動画をTVに映すこともようやくできるようになってきました。
今後はほかの職員も、パソコンを使ってACEで書類を作成していけるようにするのが課題です。
というのも、(ACE自体の操作は)簡単なんですよ。簡単なんですが、今はパソコンから教えているので。
みんな人差し指でようやく文字を打っている状況なので、完全に業務を分担にするには、まだもう少しかかるかなと。
機能訓練はACEの動画をご利用いただいていますが、職員様側の使いやすさなどはいかがでしょうか?
吉田様:
動画自体は全然問題ないと思っています。
動画をTVに映して機能訓練を提供しているんですが、技術面というか……タブレットをHDMIに挿してテレビ映すということに最初は少し苦戦しているスタッフもいました。現在では慣れてきています。
(個別機能訓練加算 機能訓練中)
ACEの特にここがいい!というところがあれば教えてください。
吉田様:
3点あります。どの面も本当にいいですね。
サポート面は、専任担当の方に丁寧に教えていただいていて、わかりやすいです。
また機能訓練をしたことのない看護職員でも、動画を映して一緒に訓練できる点もいいです。
機能面は、普通にパソコンを使えるレベルであれば、本当に楽に書類作成できると思います。
今後取り組んでいきたいことを教えてください。
吉田様:
会社でいうと、今後M&Aを多く予定しています。今1店舗目なんですが、5年後までに20店舗で事業承継したいと思ってます。
またデイサービスでいうと、「働く」デイを運営しているんですが、モデルになるような事業所があります。
そちらの事業所だと、ご利用者様が外部の方に販売するお弁当を作っていらっしゃったり、地域の企業さんのところに働きに行っていたり。
例えばコンビニのお買い物カゴをアルコールで拭くとか、コーヒー屋さんの花壇をきれいにするとか、車屋さんの車を洗車するとか、そういったことをしています。
すごく先進的な取り組みだなと思っていて、自社のデイサービスもそこまで早く持ってきたいと思っています。
お忙しい中、お答えいただきありがとうございました!
※インタビュー内容は取材当時のものです。